保守やメンテナンスの現場では、人手不足や熟練者の退職などにより、現場への出動人員の確保に苦慮するケースが増えています。作業品質を落とすことなく限られた人員で業務を行うためには、生産性の向上や現場作業の効率化が欠かせません。そういった課題を解決できる仕組みが、スマートグラスを活用した遠隔作業支援です。
保守やメンテナンスの現場において、どういった課題があるのでしょうか。多くの企業では、以下のような課題を抱えています。
取り扱う製品や現場によって必要な知識・経験が異なる場合、それに合わせた人員配置を行う必要があります。人手不足が顕著な現場では出動人員のやりくりが難しく、特定の作業員に負担が偏ってしまったり、長時間労働に繋がってしまったりしているケースがあります。
保守エリアが広範囲に広がっている場合、現場へ駆けつけるための移動時間が大きなロスとなります。もしその現場に対応できる知識を持った作業員が近くの事務所にいない場合、離れた場所から駆け付ける必要があるため、対応にも時間が掛かってしまいます。
製品の多様化やそれに伴う作業量の増加、熟練者の不足は、作業品質にも影響してしまいます。作業員の知識や経験によって作業品質にバラつきがでてしまったり、予期せぬミスが発生してしまったり、作業品質を維持することが難しくなっています。
このような課題に対し、スマートグラスを活用した遠隔作業支援システムは大きな効果を発揮します。
遠隔作業支援とは、ネットワークを介して双方の音声や映像を共有し、現場にいる作業員を離れた場所から遠隔でリアルタイムで支援を行うというものです。遠隔作業支援システム自体は、そういった名称の機材があるわけではなく、音声と映像のコミュニケーションツールであるWeb会議システムと、それを使う端末(スマートグラス)とを組み合わせることによって実現する仕組みです。
ここまでご紹介した通り、スマートグラスを活用した遠隔作業支援は、保守・メンテナンス現場の課題解決に役立つ仕組みです。具体的にどのような導入効果やメリットがあるのでしょうか。実際の活用事例と併せてご紹介します。
スマートグラスを活用した遠隔作業支援の一番の特長は、「リアルタイムの映像と音声で離れた場所から現場の状況を確認でき、遠隔で指示伝達や作業支援ができる」という点です。この特長を活かし、保守・メンテナンス現場で活用することで以下のような導入効果があります。
遠隔作業支援システムがあれば、離れた場所から現場作業を支援できるので、現場への出動人員を最小限にすることができます。例えば、これまでは熟練者と若手作業員のペアで対応していた現場も、熟練者が事務所から現場の若手作業員を支援することで、現場への出動は若手作業員一人で対応することができるようになります。
現場作業員が装着しているスマートグラス越しの映像で現場作業の様子がリアルタイムに確認できるので、現場に行かなくとも作業品質を落とすことなく対応が可能です。
現場に赴いて作業を行う場合、その時間に対応・管理ができる現場はひとつだけです。しかし、遠隔作業支援システムを活用すれば、事務所にいながら現場の状況を確認、音声と映像でリアルタイムに指示ができます。これにより、同時に複数の現場対応や管理が可能になります。
設備の故障などの緊急トラブルでは、いかに迅速に対応できるかが非常に重要です。遠隔作業支援システムがあれば、その現場に対応できる作業員が近くの事務所にいない場合でも、離れた事務所からすぐに現場の状況を確認して適切な指示を出すことができます。
作業中にわからないことや困ったことがあった場合でも、その場ですぐに支援を受けることができるので、現場経験の浅い作業員も安心して作業を行うことができます。スマートグラスはハンズフリーで使用できるので、作業の手を止めることなくやり取りができる点も大きなメリットです。
では、保守・メンテナンス業務の現場ではどのようなスマートグラスが適しているのでしょうか。
保守・メンテナンス業務の現場におすすめのスマートグラスをご紹介します。軽量タイプの端末や、防塵防水対応や防爆対応の端末など、端末によってさまざまな特長があります。
※2022年3月現在の情報です。対応機種や対応機能は随時変更になる可能性があります。
URL:https://www.realwear.com/ja/navigator/
URL:https://www.realwear.jp/downloads/J_HMT-1_FINAL.pdf
URL:https://www.vuzix.jp/sg/products.html#M400
スマートグラスによる遠隔作業支援を保守・メンテナンス現場で活用している事例をご紹介します。
遠隔支援ツールの活用で、作業品質を落とさずに現場作業の効率化を実現!リアルタイムに遠隔で作業支援・工事立会が行えることで、現場への移動時間・出動回数を削減することができました。
また、立会・検査においても、重要な工事や配慮が必要な箇所に対し、その都度必要な指示・フォローを行うことができるようになり、現場対応のスピードアップ・業務の効率化はもちろんのこと、品質面の向上にも寄与しています。
LiveOnは通信の安定性はもちろんのこと、高精細な映像を送信でき、遠隔でも正確な判断や支援が行える品質が選定の決め手でした。
スマートグラス×LiveOnでロープアクセスの点検現場を遠隔支援!
ロープアクセス手法を用いる現場において、スマートグラスのRealwearとLiveOnのウェアラブルアプリを組み合わせ、遠隔現場支援やOJTで活用しています。作業中に無線を取り出さずに会話ができるため、作業時間の短縮に繋がっています。また、常に複数の現場とオフィスが映像と音声でリアルタイムに繋がっているため、オフィスから簡単に現場の状況を確認することができ、情報共有のスピードも格段に速くなりました。
遠隔作業支援システムは、実際に体感することでイメージを持っていただきやすい製品です。
製品のご説明とともに実機を用いたデモンストレーションを行わせていただきます。
必要なライセンス数や端末の台数、ご予算などをヒアリングし、お見積りをご提示いたします。
お申込みいただいたのち、LiveOnのライセンスとキッティング済みのスマートグラス(ウェアラブル端末)※を納品いたします。端末が到着すればすぐにご利用可能です。導入後も、運用定着に向けて操作説明などのサポートをさせていただきます。
※キッティング作業をお申込みいただいた場合のみ
LiveOnは、スマートグラスで利用できる遠隔作業支援ツール「LiveOnWearable」を提供しています。「LiveOnWearable」は、Web会議システム「LiveOn」とスマートグラスを組み合わせることにより実現する「遠隔作業支援」の仕組みです。大手企業や官公庁などに多数導入されているWeb会議システムをベースとしていることから、高い品質と使いやすさを実現しています。
遠隔作業支援ツール「LiveOnWearable」詳細はこちら
スマートグラス上での接続などに音声コマンド操作を要する遠隔作業支援ツールが多い中、LiveOnはスマートグラスの電源を入れるだけで接続が完了します。現場の作業員は、現場で複雑な操作を一切する必要がありません。また、手を使って操作を行う必要もないため、作業を止めることなく使用できます。
作業現場は山間部や河川沿いなど環境が様々です。LiveOnは独自のデータ圧縮技術により音声の途切れや遅延を回避し、Wi-fiなどの不安定な環境下でも安定したやり取りが可能です。また、自動再接続機能を搭載しており、もし通信が瞬断してしまっても自動で復帰することができるようになっています。
LiveOnは国産の完全自社開発で提供している製品です。その強みを活かし、お客様の要望を迅速に製品に反映し、定期的にアップデートを実施しています。また、自社開発製品だからこそ、専門の技術スタッフがすぐに対応することができ、操作や運用のサポートも即座に行うことができます。スマートグラスへのインストールや設定作業はもちろん、トラブル時も迅速に対応いたします。
ジャパンメディアシステムは、企業のコミュニケーションを支えるビジュアルコミュニケーションシステム「LiveOn」を提供し、場所や時間に縛られない働き方の実現を目指しています。
Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。
Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。
すべての機能を14日間無料でお使いいただけます。
ご相談やお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。