「Web会議がつながらない・映像が固まる」ときに確認したいネットワークのチェックポイント

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投稿日:2026/08/05
更新日:2026/08/05
トレンド・お役立ち情報

オンライン会議中に映像が固まる、音声が途切れる、そもそも接続できない——こうしたトラブルに悩まされたことがある方は多いのではないでしょうか。原因はパソコンやカメラの不具合とは限りません。実は、社内ネットワークの設定が影響しているケースが少なくありません。 この記事では、Web会議の接続トラブルの背景にあるネットワークの仕組みを、専門用語が苦手な方にもわかりやすく整理し、トラブル時に確認すべきポイントをチェックリスト形式でまとめます。情報システム部門への相談前の一次切り分けにも、ツール選定時の判断材料にも活用できる内容です。

Web会議で「つながらない」「固まる」が起きる主な原因

自宅のWi-Fi環境では問題なく使えていたWeb会議システムが、オフィスに出社した途端につながりにくくなる——という経験はないでしょうか。自宅とオフィスの大きな違いのひとつが、多くの企業がセキュリティ確保のために設置している「ファイアウォール」や「プロキシサーバー」の存在です。これらは外部からの不正アクセスを防ぐ一方で、Web会議に必要な通信まで制限してしまうことがあります。

テレワークやハイブリッドワークが定着した今、Web会議は毎日のように使う業務インフラになりました。それだけに、接続トラブルが起きたときの業務への影響も大きくなっています。「パソコンを再起動したら直った」で済むこともありますが、繰り返し同じ症状が出る場合は、端末ではなくネットワーク側の設定が根本原因になっていることが少なくありません。

実際、Web会議システムが利用する特定のポートがファイアウォールでブロックされると、映像や音声の遅延・接続エラーが発生することが知られています。パソコンやカメラを買い替えても改善しない不調は、まずネットワーク側を疑ってみる価値があります。

そもそも「ポート番号」「プライベートIPアドレス」「NAT」とは

ネットワークのトラブルを理解するには、いくつかの基本用語を押さえておくと安心です。専門的に感じるかもしれませんが、仕組み自体はそれほど難しくありません。

ポート番号」は、1台のコンピューターが同時にいくつもの通信をやり取りする際、どの通信がどのアプリ宛てかを区別するための番号です。Web会議システムも、音声・映像・チャットなど複数の通信を同時に行うため、特定のポート番号を使ってやり取りしています。会社のファイアウォールがそのポートを許可していないと、通信がブロックされてしまいます。

プライベートIPアドレス」は、社内LANのようにネットワーク内部だけで使われる住所のようなものです。インターネットに出るときは、ルーターが「NAT(IPマスカレード)」という仕組みでプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換しています。この変換処理が何重にも重なっていたり、変換のルールが厳しく制限されていたりすると、Web会議の接続がうまく確立できないことがあります。

特に規模の大きい企業では、拠点ごとのネットワークを1つの大きな社内網としてまとめるために、NATを何段階も経由する構成になっていることがあります。この「多段NAT」の環境では、Web会議のようにリアルタイム性が求められる通信ほど、接続の確立に時間がかかったり、途中で切断されたりしやすくなる傾向があります。

症状から原因のあたりをつける

起きている症状によって、疑うべき原因はある程度絞り込めます。情報システム部門に相談する前に、以下のような視点で整理しておくと、話がスムーズに進みます。

  • 映像がカクつく・固まる → 通信量(帯域)が足りていない、または特定の通信が制限されている可能性
  • 音声だけ途切れる・遅れる → 音声用の通信が別経路で制限されている、Wi-Fiの電波状況が不安定な可能性
  • そもそも会議に参加できない・接続がタイムアウトする → 必要なポートやプロトコルがファイアウォールでブロックされている可能性
  • 自宅では問題ないが会社でだけ発生する → 社内ネットワーク特有の設定(ファイアウォール・プロキシ・NAT)が影響している可能性

社内ネットワークでWeb会議が不安定になりやすい理由

「そもそも会社でだけ調子が悪い」場合、背景には主に次のような要因が考えられます。

  • ファイアウォールが、Web会議に必要な特定のポートや通信プロトコル(UDPなど)をブロックしている
  • プロキシサーバーや通信の暗号化を検査する仕組み(SSLインスペクションなど)が、リアルタイム性の高い音声・映像通信を妨げている
  • VPN経由で接続しているため通信経路が長くなり、遅延や不安定さが発生している
  • セキュリティソフトが通信を過剰に監視・制限し、接続が不安定になっている

これらはいずれも、会社のセキュリティを守るために必要な仕組みであり、「設定が間違っている」というより「Web会議のような比較的新しい通信の種類が、既存のセキュリティ設計に想定されていなかった」ことが原因であるケースが多いのが実情です。したがって、無闇にセキュリティを緩めるのではなく、必要な通信だけをピンポイントで許可する形での調整が望ましいアプローチになります。

接続トラブル時に確認したいチェックリスト

  • 別のネットワーク(自宅の回線やスマートフォンのテザリングなど)に接続を切り替えても同じ症状が出るか確認する(社内ネットワーク特有の問題かどうかを切り分ける)
  • 社内のファイアウォール・プロキシを管理している情報システム部門に、Web会議システムに必要な通信が許可されているか確認してもらう
  • VPN接続中であれば、会議の間だけVPNを切断して改善するか試す
  • セキュリティソフトの設定で、Web会議アプリが通信を制限する対象になっていないか確認する
  • 同じ症状が複数の拠点・複数の従業員で起きていないか確認する(個人端末固有の問題か、ネットワーク全体の問題かを切り分ける)

個人でできる切り分けはここまでですが、原因の特定と設定の変更自体は、情報システム部門が持つ管理権限の範囲になります。「つながらない」という現象だけを伝えるより、上記のように症状と試したことを整理して共有すると、対応がスムーズに進みやすくなります。

情報システム部門が事前にできる対策

トラブルが起きてから対処するより、Web会議システムを導入する段階であらかじめ準備しておくほうが、現場の負担は小さくなります。情報システム部門としては、次のような対応を事前に検討しておくと安心です。

  • 利用するWeb会議システムのベンダーが公開している、必要な通信先(ドメイン)やポート情報をもとに、ファイアウォールの許可リストを整備する
  • VPNを利用している場合、Web会議のようにリアルタイム性が求められる通信だけを直接インターネットに逃がす「スプリットトンネリング」の適用を検討する
  • 拠点間で通信品質にばらつきがないか、定期的に確認する仕組みを用意しておく

特に多拠点展開している企業や、セキュリティポリシー上クラウドサービスへの接続を厳格に管理している企業では、こうした準備の有無がWeb会議の使い勝手を大きく左右します。

ツール選定時にも「ネットワークとの相性」を確認しておく

すでに導入しているWeb会議システムのトラブルであれば情報システム部門への相談が近道ですが、これから新しく導入・乗り換えを検討している場合は、選定の段階でネットワークとの相性を確認しておくことが、後々のトラブルを防ぐ近道になります。特にセキュリティポリシーが厳しく、社内ネットワークを外部のクラウドサービスへ全面的に開放しにくい企業では、オンプレミス環境での運用にも対応したシステムかどうかが重要な判断基準のひとつになります。

選定時に確認しておきたいポイントとしては、必要な通信要件がベンダー側から明示されているか、ネットワーク構成に応じた導入方法(クラウド版・オンプレミス版など)を選べるか、導入後にネットワーク関連のトラブルが起きた際のサポート体制が整っているか、といった点が挙げられます。機能や価格だけでなく、こうした運用面の相性まで含めて比較検討することが、結果的に現場のストレスを減らすことにつながります。

LiveOn Meet」は、オンプレミス環境での運用にも対応したWeb会議システムです。社内ネットワークのポリシーに合わせた導入がしやすく、情報システム部門との調整もスムーズに進めやすいのが特長です。

よくある質問

Q. 自宅では問題なく使えるのに、なぜ会社でだけ不安定になるのでしょうか。

A. 自宅の回線は、ルーターの標準的な設定のまま直接インターネットにつながっていることがほとんどです。一方、会社のネットワークは、複数の拠点や多数の端末を安全に管理するため、ファイアウォールやプロキシ、多段階のNATなど、いくつもの仕組みを経由する構成になっているのが一般的です。経由する仕組みが多いほど、Web会議のようなリアルタイム性の高い通信は影響を受けやすくなります。

Q. 自分でファイアウォールの設定を変更してもよいのでしょうか。

A. おすすめしません。ファイアウォールの設定は会社全体のセキュリティに関わる重要な仕組みであり、個人の判断で変更すると、意図せずセキュリティ上のリスクを高めてしまう可能性があります。設定の変更が必要な場合は、必ず情報システム部門に相談し、適切な手順で対応してもらいましょう。

まとめ

Web会議の「つながらない」「固まる」といったトラブルは、パソコンやカメラそのものより、ファイアウォールやNATといった社内ネットワークの設定に原因があるケースが少なくありません。まずは症状を切り分け、情報システム部門と一緒に確認していくことが解決への近道です。またツールの選定段階からネットワークとの相性を考慮しておくと、導入後のトラブルを未然に防ぎやすくなります。ネットワークまわりの不安を解消したい方は、オンプレミス対応のLiveOn Meetの導入もあわせてご検討ください。ご相談はお問い合わせ・資料請求ページから承っています。

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著者情報 著者情報:ジャパンメディアシステム ジャパンメディアシステム

ジャパンメディアシステムは、企業のコミュニケーションを支えるビジュアルコミュニケーションシステム「LiveOn」を提供し、場所や時間に縛られない働き方の実現を目指しています。

Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。

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