ノンデスクワーカーとは?現場に情報を届けるビジネスチャット活用術

Facebook Twitter LINE
投稿日:2026/10/05
更新日:2026/10/05
チャットシステム
製品活用ガイド

本社からの連絡が、店舗や工場、建設現場になかなか届かない——そんなもどかしさを感じたことはないでしょうか。日々の業務のほとんどをパソコンの前ではなく、現場で過ごすスタッフは「ノンデスクワーカー」と呼ばれ、実は働く人の多数派を占めるとも言われています。 デスクで働く人向けに整えたメールや社内掲示板だけでは、現場のスタッフに情報が届かない、あるいは届くまでに時間がかかってしまうケースは少なくありません。この記事では、ノンデスクワーカーを取り巻く情報共有の課題を整理したうえで、現場と本部をつなぐ手段としてのビジネスチャットの活用法を紹介します。

ノンデスクワーカーとは

ノンデスクワーカーとは、店舗、工場、建設現場、医療・介護施設などで、パソコンに向かう時間よりも現場での作業や接客に多くの時間を費やして働く人たちを指す言葉です。オフィスのデスクで一日の大半を過ごす「デスクワーカー」と対比して使われます。Coral Capitalの記事などでは、日本の全就業者の6割弱にあたる約3,822万人がノンデスクワーカーに該当すると紹介されており、決して一部の業種に限った存在ではないことがうかがえます。

小売店のスタッフ、工場のライン作業者、建設現場の作業員、介護・医療の現場職員などは、いずれも自分の持ち場を離れてパソコンを開く時間を取りにくい働き方です。そのため、本社や管理部門が当たり前に使っているメールや社内ポータルサイトでは、必要な情報がうまく届かないという構造的な課題を抱えています。業種は違っても、「現場を離れられない」「パソコンより先にスマートフォンを手に取る」という共通点があり、情報共有の仕組みも、それに合わせて見直す必要があります。

こうした働き方は今に始まったことではありませんが、人手不足が深刻化するなかで、あらためて注目を集めています。限られた人数で現場を回すには、一人ひとりが必要な情報をすぐに得られる環境が欠かせません。情報が行き届かないまま現場任せの判断が続けば、対応のばらつきや新人の定着率低下にもつながりかねず、情報共有の仕組みづくりは、人手不足対策の一環としても重要性を増しています。

メールや社内ポータルとの違い

メールや社内ポータルとは、宛先や件名、本文を整えて送る、あるいは自分からアクセスして情報を取りに行く形式のコミュニケーション手段です。丁寧な文書のやり取りには適していますが、作業の合間にスマートフォンでさっと確認するには手間がかかり、通知を見落としたまま埋もれてしまうことも少なくありません。ビジネスチャットは、短いメッセージをやり取りする前提で作られているため、宛先を毎回選ぶ必要がなく、既読・未読が一目で分かるなど、現場のちょっとした空き時間でも確認しやすいのが違いです。既読状況が見える化されることで、送った側も「情報が届いたかどうか」を把握しやすくなる点も、口頭連絡や紙の連絡ノートにはないメリットといえます。

現場で起きている情報共有の課題

ノンデスクワーカーが多くを占める現場では、情報共有をめぐって次のような課題が起きがちです。

情報が届くタイミングが遅れる

情報が届くタイミングが遅れるとは、本部で発信した連絡事項が、現場のスタッフの目に触れるまでに時間差が生じてしまうことです。メールを確認できるのは休憩時間や勤務終了後だけというスタッフも多く、緊急の連絡ほど現場に届くのが遅れてしまうという皮肉な状況が起こりやすくなります。

誰が最新情報を把握しているか分からなくなる

誰が最新情報を把握しているか分からなくなるとは、シフト制の勤務や複数拠点での勤務によって、同じ情報でもスタッフごとに認知のタイミングがバラバラになってしまう状態です。口頭での申し送りや紙の連絡ノートだけに頼っていると、伝達漏れや情報の食い違いが起きやすくなります。

個人のLINEなど「シャドーIT」に頼ってしまう

シャドーITとは、会社が公式に許可・管理していないツールを、現場の判断で業務に使ってしまう状態を指します。会社としての連絡手段が整っていないと、スタッフ同士が個人のLINEグループなどで業務連絡をやり取りするようになりがちです。便利である一方、誤送信や端末の紛失・盗難による情報漏洩、退職後もグループに残り続けてしまうなど、セキュリティ・コンプライアンス上のリスクを抱えることになります。

ビジネスチャットが現場の情報共有を変える理由

ビジネスチャットとは、スマートフォンやタブレットから手軽に使えるテキストベースの業務用コミュニケーションツールです。メールのような宛先選択や形式的な文章を必要とせず、既読確認やスタンプなどで気軽にやり取りできるため、パソコンに向かう時間が少ないノンデスクワーカーとの相性が良いのが特長です。「LiveOn Chat」のように、オンプレミスや閉域網での構築に対応したビジネスチャットであれば、社外のクラウドサービスに情報を預けることに抵抗がある企業でも、セキュリティ要件を保ったまま現場との情報共有を仕組み化できます。

現場向けにビジネスチャットを導入する際に押さえたい3つのポイント

誰でも迷わず使える操作性

誰でも迷わず使える操作性とは、ITツールの操作に慣れていないスタッフでも、説明を受けなくても直感的に使い始められる分かりやすさのことです。研修に時間をかけられない現場ほど、普段使っているスマートフォンのメッセージアプリに近い感覚で操作できるかどうかが、定着のカギを握ります。入社直後のスタッフや、ITツールに苦手意識のあるベテランスタッフでも迷わず使えるかどうかを、導入前に実際に触って確かめておくと安心です。

個人アプリに頼らせないための運用ルール

個人アプリに頼らせないための運用ルールとは、会社としてどのツールを業務連絡に使うのかを明確に決め、現場に周知することです。ツールを導入するだけでなく、「業務連絡はこのチャットで行う」という運用ルールとセットで案内しなければ、結局は使い慣れた個人アプリに戻ってしまいがちです。あわせて、私用の連絡手段を業務で使わないよう社内で周知し、退職者のアカウントを速やかに無効化する運用フローまで決めておくと、シャドーIT化を防ぎやすくなります。

情報システム部門が求めるセキュリティ水準

情報システム部門が求めるセキュリティ水準とは、利用デバイスの制限や通信の暗号化、誰がいつどのメッセージを見たかを追跡できる監査ログなど、企業として最低限確保すべき管理機能のことです。現場での使いやすさばかりを優先してセキュリティ機能が不十分なツールを選んでしまうと、情報システム部門の承認が得られず、結局は社内に浸透しないという事態にもなりかねません。現場の使いやすさと、情報システム部門が納得できる管理機能の両方を満たすツールを選ぶことが、全社的な定着につながります。

業種別に見る現場コミュニケーションの活用イメージ

小売・店舗:本部から全店舗への一斉通知

多店舗展開する小売業では、キャンペーン情報や価格改定、緊急の注意喚起などを、全店舗のスタッフへ同時に、かつ確実に届ける必要があります。チャットで一斉通知を送り、既読状況を確認できるようにしておけば、「聞いていない」という伝達漏れを減らせます。

製造・工場:シフトをまたいだ引き継ぎ連絡

交代制のシフトで稼働する工場では、日勤から夜勤への引き継ぎ事項が、口頭や紙のメモだけでは正確に伝わらないことがあります。チャットで引き継ぎ内容を記録として残しておけば、担当が変わっても同じ情報を確認しながら業務を進められます。

建設現場:複数現場をまたいだ最新情報の共有

複数の現場を掛け持ちする施工管理者にとって、現場ごとの進捗や変更事項をリアルタイムで把握することは大きな負担です。現場単位でチャットグループを分けて運用すれば、必要な情報だけを効率よく確認でき、電話をかけ直す手間も減らせます。

介護・医療:訪問先からの報告・相談

訪問介護や在宅医療の現場では、スタッフが利用者宅を一件ずつ回るため、事業所に立ち寄らないまま一日の業務を終えることも珍しくありません。訪問先から状況を報告したり、判断に迷う場面で管理者にすぐ相談したりできる連絡手段があれば、一人で訪問する不安を軽減しながら、事業所側もリアルタイムに状況を把握できます。

ビジネスチャットを選ぶ際に確認したいポイント

現場向けにビジネスチャットを選ぶ際は、使いやすさだけでなく、管理・運用の面でも確認しておきたい項目があります。

  • スマートフォン・タブレット・パソコンなど、現場で使う端末に幅広く対応しているか
  • 誰が・いつ・どのメッセージを見たかを追跡できる監査ログ機能があるか
  • 利用デバイスやIPアドレスを制限するなど、アクセス管理の仕組みが備わっているか
  • 既存の社員名簿システムと連携し、異動・退職時のアカウント管理を効率化できるか

特に、複数の拠点や部署をまたいでアカウントを管理する企業では、監査ログやアクセス制限といった管理機能の有無が、情報システム部門の導入判断を左右する重要な要素になります。導入前の比較検討の段階で、現場担当者と情報システム部門の双方から要望を聞き取っておくと、後から運用を見直す手間を減らせます。

導入を定着させるための進め方

導入を定着させるための進め方とは、全社一斉に切り替えるのではなく、効果を確認しながら段階的に運用範囲を広げていく進め方です。まずは1つの店舗や1つの現場チームなど、情報共有の課題を強く感じている単位から試験的に始め、既読率や現場の反応を見ながら、案内の仕方や通知ルールを調整します。あわせて、各拠点に「チャットの窓口役」となる担当者を決めておくと、操作に不慣れなスタッフのフォローや、現場からの質問の取りまとめがスムーズになり、他の拠点への展開もしやすくなります。

よくある質問

スマートフォンに慣れていない年配のスタッフでも使えますか?

普段使っているメッセージアプリに近い操作感のビジネスチャットであれば、大きな抵抗なく使い始められるケースが多くあります。導入初期は、簡単な使い方をまとめた案内を用意しておくと定着がスムーズです。

個人のスマートフォンで業務用チャットを使わせても大丈夫ですか?

私物端末での利用は、紛失・盗難時の情報漏洩リスクが伴います。利用デバイスを制限できる、遠隔からデータを消去できるなど、管理機能を備えたビジネスチャットを選び、会社としての利用ルールを明確にしておくことが重要です。

すでにメールや社内ポータルを使っています。チャットも必要ですか?

メールや社内ポータルは、正式な文書や長文の情報共有には適していますが、現場スタッフが移動中や作業の合間に確認するには不向きな場合があります。緊急性の高い連絡や日常的なやり取りにはチャット、正式な記録にはメールというように、使い分けることをおすすめします。

災害時の安否確認や緊急連絡にも使えますか?

一斉送信機能や既読確認機能を備えたビジネスチャットであれば、災害発生時に誰が連絡を受け取り、無事を確認できたかを把握しやすくなります。普段の業務連絡で使い慣れているツールであれば、緊急時にも迷わず操作できるという点も安心材料になります。

外国人スタッフが多い現場でも運用できますか?

文章として記録が残るチャットは、口頭でのやり取りに比べて、後から読み返して意味を確認しやすいという利点があります。やさしい日本語を意識した定型文を用意しておくなど、運用面での工夫を組み合わせることで、多国籍なスタッフが働く現場でも活用しやすくなります。

まとめ

全就業者の多くを占めるノンデスクワーカーにとって、パソコンを前提としたメールや社内ポータルだけでは、必要な情報を必要なタイミングで届けきれないという課題があります。情報が届くタイミングの遅れ、伝達の食い違い、個人アプリへの依存といった課題に対して、現場に合わせたビジネスチャットの導入は有効な解決策の一つです。「LiveOn Chat」のように、オンプレミスや閉域網に対応したビジネスチャットであれば、セキュリティを重視する企業でも、現場と本部をつなぐ情報共有の仕組みを構築しやすくなります。導入のご相談は、お問い合わせ・資料請求ページから承っています。

Facebook Twitter LINE

著者情報

ジャパンメディアシステム株式会社

ジャパンメディアシステム株式会社は、ビジュアルコミュニケーションシステム「LiveOn」を提供し、Web会議・遠隔作業支援・遠隔相談などの領域で、企業や自治体・官公庁のコミュニケーションを支援しています。

コーポレートサイト

Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。

LiveOnシリーズの導入事例

その他の事例はこちら

LiveOnシリーズ一覧

  • Web・ビデオ会議システム Live On Meet

    オンプレミス版3年連続シェアNo.1のWeb会議システム 中央省庁・自治体、金融機関を中心に豊富な導入実績があります。
    高セキュリティ・高品質が特長。カスタマイズにも柔軟に対応します。

  • 遠隔作業支援 LiveOn Wearable

    LiveOnとスマートグラス(ウェアラブル端末)を組み合わせ、現場の映像を送信。現場側は端末の電源を入れるだけ。管理者がリモートで現場作業者を支援・指導できます。

  • ウェアラブルカメラ/カメラ付きインカム Live On Nano

    世界最小・最軽量※のウェアラブルカメラ。リアルタイムで映像を遠隔地と共有し映像共有×通話で迅速な対応が可能。さらに作業状況・音声は自動で録画され、後から見返す事ができます。
    ※2026年1月現在、Android OS搭載、LTEモジュール搭載のウェアラブルカメラにおいて(当社調べ)

  • チャットシステム Live On Chat

    簡単に、安全に、コミュニケーションを活性化。オンプレミス環境へ構築可能です。
    監査ログやセキュリティ設定など多機能で、日本市場に最適な高品質のビジネスチャットです。

  • クラウドカメラ Live On RecX

    IPカメラ・ウェアラブルカメラ・スマートフォンなどの様々な映像を、専用レコーダー不要で手軽に一元管理できます。リアルタイム監視から編集・保存まで対応する録画サービスです。

  • 遠隔窓口相談 LiveOn Call

    LiveOnの技術と品質を、自治体や金融機関の窓口業務におけるオンライン相談システムに。操作が分かりやすく、スムーズに利用できます。高セキュリティなオンプレミス版にも対応しています。

Web会議・ビデオ会議のLiveOnの詳細



Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。

すべての機能を14日間無料でお使いいただけます。

14日間無料トライアルのお申込はこちら

ご相談やお見積りなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・資料請求はこちら

PAGE TOP