建設・インフラ点検DX用語集【2026年版】

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投稿日:2026/09/28
更新日:2026/09/28
トレンド・お役立ち情報

最終更新日:2026年9月

建設業・インフラ点検のDXに関する資料を読んでいると、BIM/CIM、i-Construction、遠隔臨場など、次々と専門用語が登場します。本記事では、建設・インフラ点検分野のDXを理解するうえで押さえておきたい用語を整理しました。

この記事でわかる用語一覧

  • BIM/CIM:建築物・土木構造物の3次元モデルに、属性情報を付加して整備から維持管理まで活用する取り組み
  • i-Construction:ICTの全面的な活用等により建設現場の生産性向上を目指す、国土交通省の取り組み
  • 遠隔臨場:ウェアラブルカメラ等の映像・音声を活用し、発注者・監督員が現場に赴かず段階確認・材料確認・立会等を行う仕組み
  • 点検支援技術性能カタログ:人の近接目視と同等の診断が可能な点検技術を整理した、国土交通省のカタログ
  • 定期点検要領:橋梁等の定期点検の方法を定めた要領。2019年2月に改定され、新技術の活用が可能になった
  • リモートA・B・C:建築基準法に基づく中間検査・完了検査の遠隔実施における3つの類型

1. インフラ全体の維持管理に関する用語

BIM/CIMとは

BIM(Building Information Modeling)/CIM(Construction Information Modeling)は、建築物・土木構造物の3次元モデルに、コストや工程などの属性情報を付加し、設計から施工、維持管理までのプロセスで一貫して活用する取り組みです。国土交通省はBIM/CIMをインフラDXの中核技術と位置づけ、2023年度から公共工事への原則適用を進めています。

i-Constructionとは

i-Constructionは、ICTの全面的な活用等により、建設現場の生産性向上を目指す国土交通省の取り組みです。測量・設計・施工・検査といった各プロセスにデジタル技術を取り入れることで、限られた人材でも効率的に現場を運営できる体制づくりを目指しています。

2. 遠隔臨場・リモート検査に関する用語

遠隔臨場とは

遠隔臨場は、ウェアラブルカメラ等で取得した映像・音声を、Web会議システム等を介して遠隔地から確認する仕組みです。国土交通省は、公共工事(土木工事)における段階確認・材料確認・立会、工事検査等への活用を推進しています。

リモートA・B・Cとは

建築基準法に基づく中間検査・完了検査の遠隔実施について、国土交通省の運用指針では3つの類型が示されています。リモートAは受検者(建築主等)が現場に立ち会わずデジタル技術を活用する方式、リモートBは検査者がリモートで検査を実施する方式、リモートCは両者を組み合わせる方式です。遠隔臨場が公共工事(土木工事)の制度であるのに対し、リモートA・B・Cは建築基準法に基づく別の制度である点に注意が必要です。

3. 点検技術に関する用語

点検支援技術性能カタログとは

国土交通省が、人の近接目視と同等の診断が可能な点検技術を整理したカタログです。ドローンによる画像計測やAIによる診断技術など、新しい点検手法を現場に取り入れる際の参考資料として位置づけられています。

定期点検要領とは

橋梁等の定期点検の方法を定めた要領です。2019年2月の改定により、点検支援技術性能カタログに掲載された新技術を活用した点検が可能になりました。日本の道路橋は、2020年時点で3割が建設後50年を超えており、2030年には5割に達する見通しであることから、効率的な点検手法の確立が急務とされています。

よくある質問

Q. 遠隔臨場とリモートA・B・Cは同じ制度ですか?
A. 異なります。遠隔臨場は公共工事(土木工事)の段階確認・材料確認・立会等に関する制度、リモートA・B・Cは建築基準法に基づく中間検査・完了検査の制度です。根拠法令が異なる別の枠組みです。

Q. BIM/CIMとi-Constructionはどう違いますか?
A. i-Constructionは生産性向上を目指す取り組み全体の枠組みで、BIM/CIMはその中核技術のひとつという位置づけです。BIM/CIMは3次元モデルとデータ活用の仕組みそのものを指す用語です。

まとめ

建設・インフラ点検分野のDXは、BIM/CIMやi-Constructionといった大きな枠組みの取り組みと、遠隔臨場やリモート検査といった個別の運用制度が組み合わさって進んでいます。特に「遠隔臨場」と「リモートA・B・C」のように、似て非なる制度も存在するため、根拠法令を意識しながら情報を整理することをおすすめします。

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