防犯カメラと監視カメラの違いは?目的や場所の違いを解説

投稿日:2026/05/28
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防犯カメラと監視カメラの違いは?目的や場所の違いを解説

「防犯カメラと監視カメラにはどのような違いがあるのだろう」と、疑問に思ったことはありませんか?混同されることの多い両者ですが、実際には設置環境や用途に明確な違いがあります。
そこで本記事では、それぞれの特徴や役割、主な使用例を解説します。防犯対策やカメラの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

防犯カメラと監視カメラの違い

それではさっそく、防犯カメラと監視カメラの違いを見ていきましょう。

使用目的

防犯カメラと監視カメラとでは、使用目的が異なります。

防犯カメラの主な使用目的は、犯罪の発生を未然に防ぐことです。
カメラの存在自体を見せることで、「見られている」という意識を持たせて、犯罪(いたずらなどの軽犯罪を含む)を起こしにくい環境をつくります。録画機能つきのカメラはもちろん、実際には録画していないダミーカメラであっても、一定の抑止効果が見込めるでしょう。

一方、監視カメラを設置する主な目的は、状況を把握または記録することです。
具体例としては、来店客の動きの確認や設備の稼働状況のチェック、交通量の観測などが挙げられます。また、サーモグラフィーが備えられている監視カメラでは、温度や環境データを測定することも可能です。

設置場所

設置場所の違いも、防犯カメラと監視カメラを区別するポイントの一つです。

防犯カメラは、犯罪の抑止を主な目的としているため、あえて目につきやすい場所に設置されます。設置場所の例としては、店舗の出入口や駐車場、建物の外壁などが挙げられます。

一方、状況の把握や記録を目的とする監視カメラは、できるだけ目立たない位置に設置されるのが一般的です。レジ周辺や商品棚の死角、バックヤードなどを中心に配置することで、隠れた場所で何が起きているのかをわかるようにしています。

防犯カメラと監視カメラの使用例

ここまでの内容をご覧いただき、防犯カメラと監視カメラの違いが把握できたのではないでしょうか。それぞれの特徴を踏まえて、以下では具体的な使用例を紹介します。

防犯カメラの使用例

まずは飲食店を例に、防犯カメラの活用方法を見てみましょう。
飲食店では、レジ周辺や金庫付近に防犯カメラを設置することで、不正行為や盗難の抑止効果が期待できます。また敷地内のごみ置き場に、人感センサーつきの照明と防犯カメラを設置すれば、ごみの不法投棄や放火といった行為の防止につながります。

監視カメラの使用例

監視カメラは、たとえば小売店に設置することで、店舗から離れた場所にいてもパソコンやスマートフォンを通じて店内の様子をリアルタイムで確認できます。
これにより、万が一事故やトラブルが発生した場合でも、現場へ駆けつける前に状況を把握しているため、適切な対応が取れるようになるでしょう。

また監視カメラは、時間帯ごとの来店人数の変化や来店客の傾向分析など、マーケティングに活用できるデータの収集にも役立ちます。こうしたデータを活用することで、人員配置の最適化や売り場レイアウトの改善につなげられます。

防犯カメラや監視カメラを設置するメリット

ここからは、防犯カメラや監視カメラを設置することで得られるメリットを見ていきましょう。

防犯カメラや監視カメラを設置するメリット

  • メリット①犯罪・トラブルを防げる
  • メリット②犯罪・トラブルの記録を残せる
  • メリット③現場検証ができる
  • メリット④従業員の意識向上につながる
  • メリット⑤店舗経営に活かせるデータが得られる

メリット①犯罪・トラブルを防げる

防犯カメラや監視カメラを設置するメリットとしてまず挙げられるのは、犯罪・トラブルの発生を未然に防げる点です。

防犯カメラは、設置するだけで「見られている」という意識を与えるため、迷惑行為そのものを発生しにくくする効果が期待できます。また、比較的目立たない場所に設置されている監視カメラであっても、「もしかしたら見られているかもしれない」という不確実性が行動を抑制します。

さらに人感センサーつきの照明を併用すれば、夜間における不審者対策としても高い防犯効果が見込めるでしょう。

メリット②犯罪・トラブルの記録を残せる

録画機能を備えた防犯カメラや監視カメラを設置すれば、犯罪・トラブルが発生したときの状況を映像として残せます。

こうした映像は警察による捜査の場面でも証拠資料として用いられることがあり、事件の解明や関係者の特定に貢献します。さらに、音声記録にも対応した機器であれば、やりとりの内容まで含めて検証できるため、より正確な状況把握が可能となるでしょう。

また、従業員と顧客とのあいだにトラブルが発生した場合でも、映像や音声の記録を残しておくことで、事実関係の整理に役立ちます。

メリット③現場検証ができる

防犯カメラや監視カメラで記録された映像は、事故が発生した際の現場検証にも有効です。
目撃者の証言だけでは内容に食い違いが生じる可能性がありますが、映像という客観的な証拠があれば、事実関係をより明確にできます。

メリット④従業員の意識向上につながる

監視カメラの存在が従業員に緊張感をもたらすことで、接客態度や業務への取り組み方の向上につながります。

また顧客対応中に発生したトラブルの映像は、具体的な事例として従業員の教育に活用できるため、サービス品質の改善にも役立てられるでしょう。
そのほかカスタマーハラスメントへの対応においても、客観的な証拠として活用できます。

メリット⑤店舗経営に活かせるデータが得られる

監視カメラを設置するメリットとしては、店舗経営に役立つデータを取得できる点も挙げられます。

たとえば小売店では、「時間帯ごとの来店人数の変化」「店内での移動経路」といったデータを活用することで、人員配置や売り場配置の最適化につなげられるでしょう。
またレジ周辺の映像から会計時の待ち時間を可視化・分析し、レジ対応や接客フローを見直せば、サービス品質の向上も見込めます。

防犯カメラや監視カメラを設置する際の注意点

防犯カメラや監視カメラの設置には多くのメリットがある一方で、事前に把握しておきたい注意点も存在します。以下の5つのポイントを押さえて、適切に設置・運用しましょう。

防犯カメラや監視カメラを設置する際の注意点

  • 注意点①設置や運用にコストがかかる
  • 注意点②カメラの設置や運用に専門知識が必要になる
  • 注意点③死角が生じないように設置する
  • 注意点④個人情報保護法に配慮する
  • 注意点⑤サイバー攻撃を受ける可能性がある

注意点①設置や運用にコストがかかる

防犯カメラや監視カメラの導入にあたっては、本体の購入費用だけでなく、設置や運用時のコストも発生することを覚えておきましょう。

設置工事に関しては、電源から離れた場所にカメラを設置する場合、追加で配線工事費がかかります。また運用面のコストの具体例としては、「録画データを保存するための記録媒体の費用」「インターネット利用料」「カメラの稼働に伴う電気代」などが挙げられます。
カメラの導入には初期費用とランニングコストがかかるため、全体の費用を事前に把握したうえで、目的や予算に合った機器や運用方法を選ぶことが大切です。

注意点②カメラの設置や運用に専門知識が必要になる

防犯カメラや監視カメラを適切に設置・運用するには、一定の専門知識が求められます。設置工事には電源の確保や配線作業、インターネット環境の整備などが必要になるためです。
さらに、設置後の運用では、機器の点検や清掃といった定期的なメンテナンス、録画データの保存やバックアップ管理なども行わなければなりません。

このように、防犯カメラや監視カメラの設置・運用には専門性や手間が伴うため、専門業者に依頼するのが一般的です。

注意点③死角が生じないように設置する

撮影範囲に死角が生じないよう設置することも、防犯カメラや監視カメラを導入する際の注意点の一つです。撮影したいエリアをカバーできていない場合、設置した目的を十分に果たせないかもしれません。

こうした不手際を避けるためには、撮影対象となる範囲に適したカメラを選定することが重要です。また、必要に応じて複数台を組み合わせて設置してもよいでしょう。
設置環境や用途に応じて最適な構成を検討し、撮影範囲を適切にカバーできる状態を整えてください。

注意点④個人情報保護法に配慮する

人物が記録された映像は、個人情報として取り扱われます。そのため防犯カメラや監視カメラを設置する際は、個人の権利や利益を保護することを目的とした「個人情報保護法」への配慮も欠かせません。

具体的な対応としては、カメラの設置箇所付近に「防犯(監視)カメラ作動中」と掲示し、来店者や利用者に対して撮影が行われている旨を事前に周知することが挙げられます。
また、カメラの設置の際には利用目的を明確に定め、その範囲内で適切に運用することも重要です。
目的外での利用は避け、取得した情報を適切に管理できる体制を構築しましょう。

注意点⑤サイバー攻撃を受ける可能性がある

防犯カメラや監視カメラの多くは、常時ネットワークに接続された状態で運用されるため、サイバー攻撃の対象となりえる点にも注意が必要です。

たとえば、出荷時の初期パスワードを変更せずに使用している場合、第三者に容易に侵入されてしまうおそれがあります。
また、カメラを制御するファームウェアが古い状態のまま使用すると、修正されずに残ったセキュリティホールを悪用されて攻撃されるリスクも生じます。
こうしたリスクを防ぐには、パスワードを適切に管理すること、またファームウェアやセキュリティ対策ソフトを常に最新の状態に保つことが不可欠です。

防犯カメラや監視カメラを選ぶ際に確認したいポイント

防犯カメラや監視カメラは、製品ごとに性能や特徴が異なるため、用途に応じて選ぶことが大切です。ここでは、カメラの選定時に押さえておきたいポイントを解説します。

防犯カメラや監視カメラを選ぶ際に確認したいポイント

  • ポイント①機能
  • ポイント②形状
  • ポイント③録画方法

ポイント①機能

防犯カメラや監視カメラを選ぶ際、まずは設置環境や用途に適した機能を備えているかどうかを確認しましょう。主な機能は以下をご覧ください。

防犯カメラ・監視カメラの主な機能

機能 特徴
暗視機能 暗闇でも撮影できる
動体検知機能 人や車の動きを検知して録画できる
防水・防塵機能 水やホコリからカメラを保護できる
広角レンズ 広い範囲を撮影できる
ズーム機能 映像の一部を拡大できる
双方向音声機能 スピーカーとマイクが搭載されており、会話できる
クラウド録画 インターネットを通じて、クラウド上にデータを保存できる

これらの機能は、カメラを設置する目的や場所によって必要性が変わってきます。そのため用途に合った機能を見極め、最適なカメラを選ぶことが重要です。

ポイント②形状

防犯カメラや監視カメラには、さまざまな形状のものがあります。以下の表を参考に、用途に適したカメラを選びましょう。

防犯カメラ・監視カメラの形状

カメラの種類 特徴 主な利用目的
バレット型 銃のような形状をしている
犯罪の抑止力が高い
防犯性を高めたい
ドーム型 半球形でカメラの向きがわかりにくく、不正防止に適している 受付やレジでの不正操作などを確認したい
ボックス型 四角い形状をしている
レンズを交換できる機種がある
撮影範囲を自由に調整したい
PTZカメラ 遠隔操作でカメラの向きやズームを調整できる 工場や大型施設などの内部を監視したい
隠しカメラ 目立たないデザインで気づかれにくい カメラだと気づかれないように監視したい

目的に応じて特性を比較しながら選ぶことで、より効果的な防犯・監視体制を整えられます。

ポイント③録画方法

映像をどのように記録するのかも、防犯カメラや監視カメラを選ぶ際に注目したいポイントの一つに挙げられます。主な録画方法は、以下をご確認ください。

防犯カメラ・監視カメラの録画方法

録画方法 特徴 適した用途
HDD録画(レコーダー) 専用の録画機器を使用する
大容量のデータを保存できる
後づけで増設できる
半年以上運用する場合
SDカード録画 カメラ本体にSDカードを挿入し、映像を録画する
レコーダーを設置するスペースがない場合でも利用できる
録画可能な期間が限られる
一時的な記録や小規模な監視
クラウド録画 インターネット経由でクラウドサーバーに映像を保存する 録画のデータをWeb上で管理したい場合

録画方法は、コストやデータの保存期間、管理のしやすさに直結する重要な要素です。設置環境や用途を踏まえたうえで、適切な方法を選びましょう。

防犯カメラと監視カメラは、使用目的や設置場所に違いがある

防犯カメラと監視カメラは混同されやすいものの、実際には使用目的や設置場所に違いがあります。
防犯カメラは犯罪の抑止を主な目的とし、目につきやすい場所に設置されるのが一般的です。一方、監視カメラは状況の把握や記録といった幅広い用途で用いられます。
それぞれの特性を正しく理解し、目的に応じた導入・運用を行いましょう。

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