プライベートIPアドレス とは
プライベートIPアドレスとは、LANに接続された組織内のネットワーク(プライベートネットワーク)のみで使用できるIPアドレスのこと。
オフィス内のネットワークや家庭用のネットワークなどでは、通常プライベートIPアドレスが使われており、いわば電話における内線番号と同じようなものです。自ネットワーク内でのみ一意であるため、ほかのネットワークでは同じプライベートアドレスが利用されている可能性があります。
プライベートネットワーク内の端末同士は通信することができますが、プライベートネットワーク内の端末はインターネット上の端末とは直接通信することはできません。
そのため、プライベートIPアドレスしか持たない端末がインターネットで通信を行うには、グローバルIPアドレスを割り当てられた機器にNAT(アドレス変換)やIPマスカレードなどの方法で接続し、インターネット側から端末を特定してもらう必要があります。
プライベートIPアドレス登場の背景
プライベートIPアドレスが生まれた経緯は、IPv4を利用する現在のインターネットではグローバルIPアドレスが43億個までしか設定できず、インターネットにつながる端末が増えるにつれ、IPアドレスの割当が上限が生じたためです。
そこで、LAN内に接続された機器には、グローバルIPアドレスとは別の、組織内のみで使用が可能なプライベートIPアドレスが割り当てられるようになりました。そうすることで、グローバルIPアドレスの浪費を防ぐというメリットがあります。
プライベートIPアドレスの種類
プライベートIPアドレスの範囲はRTC1918という文書で定められており、通常はその範囲内で設定を行います。
プライベートIPアドレスには以下の通りクラスA/B/Cの3種類があり、クラスごとに設定できる範囲(数値)が規定されています。
クラスAは大規模ネットワーク向け、クラスBは中規模ネットワーク向け、そしてクラスCは小規模ネットワーク向けとなっています。
プライベートIPアドレスの確認方法
自分のPCに割り当てられているプライベートアドレス(LAN内のIPアドレス)を確認するには、IPCONFIGコマンド等を使用します。
IP Address(IPv4 アドレス)に パソコンのアドレス、デフォルト ゲートウェイにルーターのアドレスが表示されます。
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