帯域 とは
帯域とは、データ通信で搬送に使う電波や電気信号の周波数の範囲のこと。
インターネットでは、搬送に用いる電波や電気・光信号の周波数の範囲が広ければ広いほど転送速度が向上することから、帯域は「通信速度」とほぼ同義として用いられることが多いです。
通常はbps(1秒間に送れるデータのビット数)という単位で表します。10Mbps、100Mbps、1Gbps、10Gbpsでは、それぞれ10倍のビットを1秒間に流す事が出来ます。
例えば5bpsと50bpsは以下のような違いとなります。
データ通信の「速度が速い」ことを指して「帯域が広い」と言い、また通信速度が遅いことを指して「帯域が狭い」と言うことが一般的です。帯域が広いほど一度に多くのデータを送ること可能です。
インターネットへの接続に関しては、電話回線やISDN回線など通信速度が概ね100kbps程度以下の接続環境を「狭帯域」「ナローバンド」(narrowband)と呼び、ADSLやCATVインターネット、光ファイバー、FWAなど高速な接続環境のことを「広帯域」「ブロードバンド」(broadband)と呼びます。ブロードバンド(broadband)は周波数帯が広く、高速通信が可能です。
例えば、無線LANの周波数帯である2.4GHz帯の場合、国内では2400MHz~2483.5MHzの周波数帯が使用され、その帯域幅(バンド幅)は、最大83MHz(=2483.5MHz-2400MHz)である。と表現します。
帯域制御
以下のようにデータが通る経路が一本しかない場合、2本の経路から100Mbpsの通信がサーバーにあった場合は合計200Mbpsになります。
しかしサーバーとの接続が100Mbpsだった場合は100Mbps分のデータしか送ることができず、通信速度が遅くなったり通信が途切れたりといった障害が発生します。
こうした事態を避け、ネットワークサービスの品質を一定以上に保つために、帯域制御を行う場合もあります。
特に近年ではネットワークの利用者や用途が大きく拡大しており、利用者が大規模なデータをダウンロードする機会が増加してきています。また、ストリーミングによる映像配信というリアルタイム性の強いアプリケーションの利用が進んでいることから、通信の遅延は音声の途切れや画像の乱れといったコミュニケーションを阻害する大きな要因となります。
ネットワークの帯域を拡張することも解決策のひとつですが、コストや構成変更などの問題もあるため、企業では帯域拡張ではなく帯域制御と呼ばれる技術が浸透しています。
帯域制御は、ネットワーク上を流れるデータを内容によって流れ方を変えたりすることにより、限られた帯域の中である程度満足できるネットワーク環境を実現する技術です。
Web会議システムと帯域
一般的にWeb会議システム(テレビ会議)では音声と画像データをやり取りするため、使用できる帯域が広いほど通信品質が安定します。
LiveOnの場合は、独自の圧縮技術と帯域制御機能を搭載しており、帯域が狭い環境下においても安定して通信が行えます。そのため、帯域が狭いケースが多い海外拠点とも音声の途切れや遅延がなく、スムーズにやり取りをすることが可能です。
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