オートゲインコントロール(AGC)とは

オートゲインコントロール(AGC)とは

オートゲインコントロール(AGC)とは、電子回路の一種で、音源からの距離に応じて変化する音声入力レベルを自動的に最適音量レベルに矯正する機能(技術)のこと。

オートゲインコントロール(AGC)の仕組み

オートゲインコントロール(AGC)は補助的に使用され、この回路への入力信号が弱い場合には感度を上げ、逆に入力信号が強い場合には感度を下げて出力します。そうすることにより出力が常に一定であるように入力信号を可変制御することができます。例えばAMステレオ放送などの無線通信では、受信電波は強弱が一定していませんが、受信した信号を増幅させて出力するまでの過程でAGCを通すことによってレベルを一定にし、スピーカーからは一定の音量で音を出力することが可能になっています。また、デジタルビデオカメラでの映像の明暗差の調整といった様々な目的のために使用されています。

Web会議でのオートゲインコントロール(AGC)

Web会議で遠隔地と接続をしてやり取りを行う際には、人によって声の大きさが異なったり、マイクと座席との距離の違いで音声の大きさが極端に変わってしまうことがあります。オートゲインコントロール(AGC)によって、全体の音声を均一な音量に調整して送信し、どの人の発言も同じくらいの音の大きさで聞くことができるため、ストレスのない遠隔会議を実現します。

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