エコーキャンセラ(AEC) とは
エコーキャンセラ(AEC)とは、ネットワークを通した双方向の通信で、電気信号や音声の出力が入力機器に拾われてエコーやハウリングを起こすのを防止する機器や技術のこと。
Web会議システムで双方向の通信を行う際、スピーカーから出力された相手の声をマイクが拾ってしまい、自分が話した声が音声遅延を伴って自分の拠点に戻ってくることがあります。この現象は、山に登ったときにほかの山から反射してくる自分の声を聞く「やまびこ」と同じように聞こえることから「エコー」と呼ばれています。
この原因はスピーカから再生された音声がマイクで収音されることにあります。このような自分が話した声がスピーカーからエコーのように聞こえる現象を抑制・除去する仕組みがエコーキャンセラ(AEC)です。
<エコーが起こる理由>
× エコーによりスムーズなやり取りが阻害される
× 専用の機器を準備する必要がある
× 急きょWeb会議に接続する際に不便
<エコーキャンセラによるエコーの抑止>
○ 明瞭でストレスのないやり取り
○ 専用機器がなくても接続が可能
○ より手軽にWeb会議への参加が可能
エコーキャンセラ(AEC)には、適応フィルタ、音声スイッチ・エコーサプレッサ、エコーリダクションなどの技術から構成されています。主に適用フィルタを用いてエコーを除去する技術またその装置をエコーキャンセラ(AEC)と呼びますが、広義の意味ではエコーを防止する技術全体をエコーキャンセラ(AEC)と呼ぶことが多くなっています。このエコーキャンセラ(AEC)は電話機や会議システムなどに搭載されています。
エコーキャンセラ(AEC)が搭載されていることにより、接続された音響機器のエコーを確実に取り除き、明瞭な音声のやり取りを可能にします。
エコーキャンセラ(AEC)の方式
エコーキャンセラ(AEC)には、通信回線の特性に合わせて、エコーサプレッサー方式と、適応型エコーキャンセラー方式があります。エコーサプレッサーはスピーカーから相手の音声が流れてくる間は自分のマイクをオフにするシステムであり、このシステムではトランシーバーのように音声が一方通行になります。
それに対し、適応型エコーキャンセラー方式は、マイクにスピーカーからの音声を拾わないようにする信号処理のフィルターをかけてエコーを防止しているため、双方向の会話が可能となります。
LiveOnでは、後者の適応型エコーキャンセラー方式を採用しています。
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