導入事例
多田建設株式会社様
- 利用目的
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- 遠隔作業支援
- 業種
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- 建設・工事
- 社員規模
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- 100~500名
- 利用サービス
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- LiveOn Wearable
「LiveOn Wearable」で、建設現場における高所作業の技術支援が進化。
手ブレ補正のウェアラブルカメラを活用した遠隔支援で「多くの視点」から現場調査・作業指示が可能に。
最少人数での対応を実現し、出張コストも削減!

多田建設株式会社 生産管理本部
写真左:営繕部 課長 本橋英彦様
写真中:営繕部 係長 根津昇太様
写真右:営繕部 部長 長谷川亮様
導入前の課題
- 現地調査には多人数の視点が必要だが、出張・移動コストがかかる
- 危険を伴う高所のゴンドラ作業では、作業員に細かな指示が出しづらい
- スマートフォンのテレビ電話では映像が小さく見づらい、手ブレもある
LiveOnで解決!
- 最小人数で現場確認、複数の社員とリアルタイムで情報共有
- 現場作業員の目線をリアルタイムで確認しながら指示を出せるように
- 手ブレ補正が効いた映像、クリアな音声。ハンズフリーで安全性も確保
導入前の課題
現地調査にはできるだけ多くの目が必要だが、出張コストや移動時間の削減が課題
当社は創業100年以上の歴史をもつ総合建設会社で、主に分譲マンション建設や土木工事、不動産開発などを手がけています。営繕部は建物のアフターメンテナンスが主な仕事で、マンションの不具合対応や大規模修繕工事、トラブルの原因調査などを行っています。
特に不具合の調査には細心の注意を払い、原因を特定しなければなりません。複数名で確認することで原因の早期発見に繋がり、適正な補修方法に辿り着きやすいです。一方でスケジュールの都合や経費の問題から、1つの現場に3~4名以上の社員を派遣することは難しく、「もっと多くの視点で確認できれば、より早く解決策が見いだせるのでは」という場面がよくありました。
ブランコ作業をしている目線で現地を確認し、会話や指示ができないか?
外壁の調査や補修作業ではゴンドラやブランコを使用します。特にブランコは1名で作業するため、細かな指示を出しづらいのが課題でした。そのため作業員の報告を確認した後、改めて下りてもらうなど二度手間の作業が発生していました。

スマートフォンのテレビ電話機能では、映像・音声品質が不十分
現場の状況を共有するため、スマートフォンのテレビ電話やSNSの通話機能などを使ったこともあります。ただ、漏水部分のヒビ割れなど細かな部分を鮮明に写すのは難しく、リアルタイムでの情報共有は難しいと感じていました。次善の策として、その場で撮影した動画を社内に持ち帰って対応について協議していましたが、やはりスピード感には欠けてしまいます。なんとか高画質かつ、リアルタイムで複数の社員が現場を確認する方法はないかと考えていました。
LiveOn選定の決め手
高品質な映像・音声とシンプルな操作性で、費用対効果が期待できると評価
導入のきっかけはウェアラブルカメラを活用した遠隔作業支援システムについて、上司から紹介を受けたからです。調べていくうちに「LiveOn Wearable」を知り、問い合わせをしたところ、少ない通信量で動作ができる点や接続の簡単さ、鮮明な映像・音声だけでなく、写真や図面に印を付けて指示ができる点などを丁寧に説明してもらいました。
カメラをヘルメットに装着すれば、両手が空くのも大きなメリットだと感じました。これまでは片手でスマートフォンを持って撮影しながら作業をしていたので、安全面に不安もありました。ウェアラブルカメラなら、その不安を解消しながら作業効率も向上すると感じました。
費用対効果が分かりやすいのも大きな魅力です。建設業界では人手不足が大きな課題です。少人数での対応が可能になれば出張コストも削減できるため、すぐに導入を決めました。社内でも「新しいツールはとにかく試してみよう」という社風のため、反対意見はありませんでした。


導入後の効果・感想
少人数で現場確認ができるようになり、出張コストや移動時間も削減
「LiveOn Wearable」を導入して最も良かった点は、なんといっても遠隔から同時に複数名で現場を確認できることです。また、今回選定したウェアラブルカメラは水平画角維持モードや強力手ブレ補正機能があるため、作業者が動いても水平が保たれ、手ブレも少なくて見やすいです。特にゴンドラやブランコによる高所作業では一般的なカメラだと映像が揺れてしまったり、斜めになってしまうため、独自の画像処理技術で映像が見やすくなるのは大変ありがたいです。この方法であれば、高所が苦手な社員でも作業員と同じ目線で現地が確認できます。
少人数で現地に行っても、経験豊富な社員とリアルタイムで映像を共有できるので、的確な対応ができるようになり品質管理が実現しました。また、作業員と通話しながら指示を出せることから、作業効率も向上しています。現場に行く回数が3回から1回に減ったケースもあり、出張コストも削減できました。


カメラが選べるから、現場に応じた運用を実現
今回選定したウェアラブルカメラはヘルメットに装着するだけではなく、一脚に取り付けることも可能なため、そういった拡張性の高さも高評価でした。3メートルほどの高所作業となると、従来は脚立を立てなければなりませんでした。今ではカメラを一脚の先に取り付けて、脚立に上らずに高い所を効率よく安全に撮影しています。


今回採用したウェアラブルカメラ
Xacti CX-WE100
水平・手ブレ補正が特徴で、アタッチメントで様々な装着方法や運用が可能
「LiveOn Wearable」であれば、利用するカメラは限定せず現場や用途に応じて選定できる点もポイント
「LiveOn Wearable」でXactiカメラを利用するメリット
LiveOn Wearable | 一般的なWeb会議ツール | |
起動方法 | 直接カメラを認識できるため、画面共有が不要で簡単操作! | 現場のスマートフォンの画面共有操作が必要なため、起動するまでの手順が煩雑になる |
映像閲覧 | 同時に複数のXactiカメラ映像を閲覧可能 | Xactiカメラ映像は同時に1つしか閲覧できない |
再接続 | 利用中に接続が途切れたとき、自動で再接続するため特に操作は不要 | 利用中に接続が途切れたとき、その都度再接続を行い画面共有機能を起動 |
録画機能で繰り返し見ることができ、新たな発見にも繋がる
録画機能によって、映像を後で見返せるのも便利です。「LiveOn Wearable」で全体を撮影して、記録として残せることにもメリットを感じています。今までは現場で見たものが頭の中に残るだけでしたが、鮮明な映像を繰り返し見ることで、見落とし部分の確認や新たな発見にも繋がります。
また、「LiveOn Wearable」は技術継承にも役立っていると感じます。ある物件で配線から室内へ漏水したトラブルが起きた際も、経験の浅い社員が現地へ行き、社内からは先輩社員がアドバイスして迅速に対応できたのは良い成果だと思います。
LiveOnを活用した今後の展開など
新築現場のゴンドラやブランコ作業など、他部署での人手不足解消にも期待
営繕部で積み上げた実績は社内でも報告しており、他部署からも関心が集まっています。今後の社内展開として、新たに新築現場での人手不足解消にも役立つかもしれません。特にゴンドラやブランコでしか行けないような、高所での問題解決には「LiveOn Wearable」を活用するシーンがもっと増えてくると思います。現場での施工トラブルや安全問題への対応が、リアルタイムでできる点は素晴らしいと思います。
また、現場責任者の巡回の負担軽減にもなるかもしれません。映像を通じて問題を即座に共有・解決できるので、作業効率も向上します。「LiveOn Wearable」は、建設業界の人手不足解消に大いに役立ってくれるツールだと考えています。

お客様プロフィール
- 本社所在地
- 東京都江東区亀戸1-39-7
- 社員数
- 280人(令和7年3月1日現在)
- 事業内容
- 「マンションの多田」と称されることもある、マンション建設を基幹事業とした建設工事の企画、設計、監理および施工のほかに、地域開発や都市開発、環境整備に関する企画および設計も手がけており、土木工事においても豊富な実績を誇る。また不動産の売買、賃貸、仲介から、土地、建物、構造物の管理なども行っている。
- ホームページ
- https://www.tada-con.co.jp/
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