導入事例

医療法人 札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック病院様
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社様

利用目的
  • 遠隔作業支援
  • 教育・研修
業種
  • 医療・福祉・製薬
社員規模
  • 100~500名
利用サービス
  • LiveOn Meet
  • LiveOn Wearable

「LiveOn Wearable」で、遠隔医療支援と同時通話での手術配信!スムーズで安定した品質が、高度な手技を明確に伝達。若手医師の技術向上、社会貢献を実現

(写真:左)医療法人 札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック病院 循環器内科 部長/PADセンター長 原口 拓也 様
(写真:右)日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 PI事業部PV営業部チームリーダー 五十嵐 昌伸 様

導入前の課題

  • 4G回線でも、遅延や切断が発生し難い通信の安定性
  • 従来比において、ブレたり、音声に対して遅れたりしない、スムーズな映像配信
  • システムに関するユーザーからの質問・相談に対する、迅速なサポート

LiveOnで解決!

  • 環境に関わらず安定して利用できる通信品質
  • 画像情報を受信して視聴する側のニーズに合わせて、映像の好きなポイントを、自由に拡大して見られるように
  • 「LiveOn」の営業担当者が、マニュアルやSEに頼らず、疑問・相談へ迅速に回答

ご活用用途

手術をする手元を、医師の目線で映像配信

原口先生:学会や個別施設からの要望に即した内容で、私の手技を遠隔の医師らにお見せする「カテーテルライブ治療」をおこなっています。その際に利用しているのがウェアラブルカメラであるスマートグラスと映像配信システム(遠隔作業支援システム)です。

五十嵐様:企業理念である「明日の医療を、あらゆる人々に」を目的として、コロナ禍での移動制限下でも、高度な原口先生の技術を、ほかの医師・施設へ継承していきたいと考えています。スマートグラスなら、術者がどこを見て、どんな動きをしているのか、分かりやすくお伝え できます。多様な医療器具を販売している当社では、製品を安全に使っていただくことはもちろん、当社製品の価値をより高める使い方をしていただける医師とパートナーシップを築きたいと考えています。原口先生とは長くお付き合いさせていただいており、そのご縁で今回「LiveOn Wearable」を推薦させていただきました。

導入前の課題

不安定で遅れる映像が、映像酔いや誤った理解をさせる懸念

五十嵐様:以前使っていた映像配信システムでは、通信の切断やハウリングが頻繁に発生。映像自体もブレたり、カクカクと切り替えに滑らかさがなく、一時中断する場面もありました。その後のシステム協議でも、原因がハードなのかシステム課題なのかの切り分けができず、試行錯誤の状況が続いていました。

五十嵐様:特に、映像が音声より2~3秒と大幅に遅れるのは問題でした。術者が手技を見せながら「ここを見てください」と言っても、「ここ」といったタイミングに該当箇所が映っていないのでは、正しい情報が伝わりません。

LiveOn選定の決め手

「通信」も「端末」も軽い!ストレスのない配信を実現

五十嵐様:以前のシステムが契約更新の時期を迎えたことから、別のシステムへ入れ替えたいと考えました。そのとき当社の先輩社員に紹介されたのが「LiveOn Wearable」でした。すぐに原口先生のところへデモ機を持ち込み、テスト通信ではご関係者にも試していただき、課題がすべてクリアしたため導入が決まりました。

原口先生:五十嵐さんからは、通信の即応性によって 映像のタイムラグがなくなることに加え、ウェアラブルカメラもかなり軽量になること、バッテリー持ちが長くなることなど あらゆる面でアップデートするとお聞きし、すぐに入れ替えを希望しました。以前のシステムにはかなりストレスを感じていましたし、新型コロナの状況に関係なく映像配信は今後も続くことですので、より良いシステムがあれば積極的にトライすべきだと考えたわけです。

LiveOnの本当の価値、そしてサポート力を理解

五十嵐様:実は、以前のシステムを導入した当時も「LiveOn Wearable」は候補の一つでした。なぜ採用しなかったかといえば、「LiveOn」システムの即応性があまりにも高すぎることを要因として、画面酔いがすると感じたためです。しかし、それは大きな誤解で、フレームレートや画質を調整すればよかっただけでした。「LiveOn」にはその場の環境に応じて、管理者側で臨機応変に設定を変更できる機能が搭載されていたのです。

こうして最初の導入時には、よりスムーズな映像配信ができる「LiveOn」ではなく、他社のシステムを選んでしまった背景がありました。他社システムを使ってみて、送信側と受信側の双方通信環境の安定性が大切なことも学びました。その経験から、今回は「LiveOn Wearable」を採用させていただいたということです。

そして私としては何より「LiveOn」の営業担当者が、私の疑問に目の前で即答してくれたことが大きかったです。マニュアルを見返したり、エンジニアに問い合わせたりせずに回答してくれたので、これなら導入後のサポートも安心だろうと考えました。

導入後の効果・感想

映像の見たい部分へフォーカスできる画面レイアウトの自由さ

五十嵐様:まずは手術映像を、ストレスなく配信・視聴していただけるようになりました。また、逆に原口先生が配信映像で別の医師の手技をPC上で見られるようにもなりました。リアルタイムに相互会話をしながら、遠隔での指導やアドバイスを具体的にできます。そして、「LiveOn Wearable」の大きな長所である画面構成や画角の調整機能で、見る側が配信映像の好きなポイントを、自由に拡大表示できるようになりました。例えば、原口先生が微細血管を穿刺する映像の手元部分をフォーカスできます。

運用シーンの手助けとなる、機能や仕様も大事

五十嵐様:ほかにも、運用上の利便性は大きな魅力です。配信のスケジューリングやURLの事前通達などもシステム上で可能になりました。当社のある営業マンは、電源ONですぐに使えるセットアップの簡単さやスピードにも感心しています。

原口先生:使い勝手も以前と比較にならないくらい向上したと思います。ある先生からもスマートグラスがすごく軽量で、とても使いやすいと言われました。手術には少なくとも1,2時間かかりますので、首の筋力があまりない人でも疲れにくいのはいいですね。

今後の展開など

きっと医療の、あらゆる現場で活用できる

原口先生:「LiveOn Wearable」を使って、まずは早々に海外への映像配信を実現したい。そして、遠隔からの指導を積極的にやっていきたいと思っています。いま医師不足もあって、若手医師が手術に立ち会える機会が減っています。そのため、遠隔指導で医師のレベルアップを図り、社会貢献にもつながればと考えています。

また、手術以外の用途もあると思います。例えば往診。患者の自宅から看護師が映像を配信し、遠隔で医師が診ることで必ずしも医師が現場へ行かなくてもよくなります。あるいは教育の現場。看護学生に、現場看護師の施術の様子を見せることができます。このように医療現場の、どこにでも活用できるのではないでしょうか。

さらには医療以外の分野、そして将来への期待も

五十嵐様:医療以外でも活用できそうですよね。例えば、カリスマ美容師が技術を遠くの美容師に見せたり、お料理教室などで使用したり。あるいは、子供たちが実習に取り組むシーンを、子供の視点からご両親が自宅から確認するという使い方も一つあると思います。「LiveOn Wearable」はきっと、いろいろな業種での活用へ発展していくのではないでしょうか。

原口先生:我々現場の声をうまく聞いていただき、より良い製品やシステムを創ってくだされば、おのずと「LiveOn」やジャパンメディアシステムさんへの注目も集まるはずです。一緒に社会貢献できるよう、「LiveOn」の今後に引き続き期待しています。可能性は無限大です。

お客様プロフィール

開設
2008年
所在地
札幌市東区北49条東16丁目8番1号
診療科目
循環器内科、心臓血管外科
事業内容
24時間救急救命体制の、高度心臓血管治療専門施設。カテーテル室の治療機器、CTなどの検査機器など、最先端の医療設備を導入しているだけでなく、経験豊富な看護師や技師などが在籍。理念である「心を込めて」を診療の原点とし、常に自己研鑽に励みながら、患者を第一に考えたサービスの提供に努めている。
ホームページ
https://scvc.jp/

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