導入事例
株式会社SCREEN PE ソリューションズ様
- 利用目的
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- 遠隔作業支援
- 感染症対策
- 海外との接続
- 業種
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- 製造・メーカー
- 社員規模
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- 100~500名
- 利用サービス
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- LiveOn Meet
- LiveOn Wearable
移動制限時に効果を発揮!
LiveOn Wearableが海外で新次元の遠隔作業支援を実現
サービスビジネス部 ご担当者様
導入前の課題
- 渡航制限などが発生しても確実に海外納入先をサポートできる仕組みの構築
- 悪条件下でも問題なく通信できる作業支援システムの導入
- 海外の現地エンジニアが作業に集中できる作業支援環境の整備
LiveOnで解決!
- 遠隔作業支援システムにより場所を問わず海外現地エンジニアのサポートが可能に
- 電波状態が悪くても安定して通信できるLiveOn Wearableを導入
- シンプルな操作で現地エンジニアの作業を妨げずに遠隔支援が可能
導入前の課題
渡航制限で海外サポートが困難に
基板製造向け露光装置などを手掛ける当社は、海外売上比率が70%以上を占めます。納入先の海外企業様へのサポートやメンテナンスは、当社エンジニアが対象企業様へ訪問し、現地エンジニアとペアで作業しています。新型コロナの影響で海外渡航制限があった時期には、そのような形態でのサポート/メンテナンス対応が不可能になりました。そこで何か別の方法で、現地のエンジニアと協力しながらサポートができないか、と検討し始めたのがスマートグラスなどのウェアラブルデバイスを用いた遠隔サポートの仕組でした。
海外拠点ではさまざまな通信環境に対応する必要がある
国内や先進国であればそれほど気にする必要はありませんが、海外の特に途上国の場合は必ずしも4Gや5Gなどの高速な通信環境が整っているとは限りません。工場内でも電波環境が悪い場所ではどうしても帯域が狭く、通信速度が低下してしまいます。遠隔サポートシステム導入時にはそのような状況も想定する必要がありました。
LiveOn選定の決め手
優れたユーザビリティでスムーズに遠隔支援できる「LiveOn Wearable」を採択
導入するツール選定に当たっては、LiveOn Wearableの他にも海外製ツールや一般的なオンライン会議システムなどを比較・検討しました。最終的にLiveOn Wearableを採択した理由の1つが、デバイス操作が非常に簡単なことです。サポートを受ける現地エンジニアは、目の前で何らかの問題を抱えていたり、やらなければならない作業があったりします。そのような状況で、支援用のデバイス操作が煩雑だと現地でのメンテナンス作業に集中できません。比較した他社製品は電源オンからセッション開始まで、いくつものステップで操作が必要でしたが、LiveOn Wearableは電源オンで自動的にセッション開始。現地エンジニアの負担が軽くユーザビリティに優れていました。
さまざまな条件下でも通信品質を保つ工夫を評価
通信の安定性について検証するため、工場内のあまり電波環境が良くない場所で実地試験も実施しました。他社製品が高速通信下での使用を前提に作られているのに対して、LiveOn Wearableは、通信環境が悪い条件下でも安定した品質を保つ工夫がされている、と判断できました。加えて、ISO認証のセキュアな通信であるため信頼性も高く、これらも選定理由となりました。
ご活用用途
事前の作業への影響確認とJMSのサポートによりスムーズに立ち上げ
導入前にはトライアル期間を利用して、スマートグラス装着による現場作業への影響などを検証しました。当社の装置は、クリーンウェア着用でのクリーンルーム内メンテナンス作業や、その他特殊な環境下での作業が必要です。頻繁にデバイスを着脱できないため、装着したままでも重く感じたり目が疲れたりしないか、また映像に酔わないかなどの検証が必要でした。実際の導入時には、JMSに海外で導入する際に必要になるセキュリティ関連の情報収集やキッティング手順の落とし込みなどを入念にサポートいただいたことで、スムーズに導入できました。
海外での大規模改修にもLiveOn Wearableで遠隔対応
代表的な活用例は、当社が納入した中国のユーザー企業様向けの露光装置の大規模改修を国内からサポートしながら実施したものです。ロックダウンの影響で外国人は一切入国できない状況でしたが、LiveOn Wearableによって国内から作業支援。無事改修作業を成功させました。また、昨今の半導体不足やサプライチェーンの混乱などの影響で、完成した状態で装置を出荷できない場合があります。そのためまずは未完成の状態で製品を出荷し、その後部品が揃った段階で追加加工をして完全な製品にする、という方法を採る場合も多くなってきました。もともと改修は現地で行うような仕様になっていないため、追加加工が必要な場合もLiveOn Wearableによって国内からの遠隔支援により加工作業ができるようになりました。
導入後の効果・感想
業務効率化や装置の非稼働時間短縮に貢献
当初課題となっていた海外渡航制限時のユーザーサポートに関しては、LiveOn Wearable導入によって、遠隔地であっても高度なサポートができました。従来、年間数十回の海外出張が発生していましたが、その回数はおおむね5分の1から7分の1に減少。現地出張が減少したことは当社の移動コスト削減や業務効率向上などの面でも効果として評価できますが、何よりお客様先における装置の非稼働時間短縮につながることが大きな成果です。
海外展開する製造機器メーカーの遠隔支援ツールとして最適
当社と同様に海外展開している製造機器メーカー様でも、いつどのような理由で海外渡航制限などの影響を受けるか分かりません。また、部品不足などで完成品の製造が遅延するリスクもあるでしょう。そのような状況が発生しても的確に遠隔支援できる仕組みがあればリスク回避が可能です。中でもLiveOn Wearableは、シンプルな操作性でサポートを受ける側の負担が少なく、さまざまな通信環境であっても安定して利用できるところが大きなポイントです。
LiveOnを活用した今後の事業展開など
LiveOn Wearableを活用した保守契約先へのサービス向上などを計画
新たな展開として、当社と保守契約を結んでいただいているユーザー企業様にLiveOn Wearableを貸し出すことで、当社からの遠隔支援によってユーザー企業様が直接保守対応できるようにしたいと考えています。これにより装置復旧までの時間を短縮できます。また、LiveOn関連以外では、装置の状態を遠隔監視/分析することで、故障する前にメンテナンスによって健康な状態を維持する「プロアクティブ・メンテナンス」にも取り組み始めています。
お客様プロフィール
- 設立
- 2016年10月28日
- 本社所在地
- 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る四丁目天神北町1番地の1
- 資本金
- 1億円
- 事業内容
- AIやビッグデータ、自動運転などの実用化が進むにつれて、ますます電子機器の小型化、高機能化、そして信頼性向上が求められている。そのような中、SCREEN PE ソリューション様はコア技術である直接描画技術や画像処理技術等を駆使してこれらの課題解決に貢献。露光装置や光学式外観検査装置、最終外観検査装置などの高性能プリント基板製造装置を提供している。
- ホームページ
- https://www.screen.co.jp/pe/
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