導入事例

大阪成蹊大学様

利用目的
  • 教育・研修
業種
  • 教育・学習支援
社員規模
  • 500~1,000名
利用サービス
  • LiveOn Wearable

看護学部の公衆衛生看護学演習で、「LiveOn Wearable」を実証実験。リアルな映像で、対面演習のようなロールプレイを実現。録画して繰り返し学べるオンデマンド教材としても活用したい。

大阪成蹊大学 看護学部 講師 石川信仁様

導入前の課題

  • 学生たちに、対面のロールプレイと同様の視覚的な学習体験を提供したい
  • 繰り返し使えるオンデマンドの映像教材を作りたい
  • 映像教材の制作には、カメラやマイクなどの機材や、撮影・編集作業が必要

LiveOnで解決!

  • リアルな目線映像で、まるで対面しているかのような学びが可能に!
  • 録画機能で映像を繰り返し見られるから、学びを深められる
  • スマートグラス1台で対応でき、編集も不要!

導入前の課題

公衆衛生看護学演習の家庭訪問演習に、映像を活用したい

大阪成蹊大学の看護学部は2年前に新設され、1学年80人の定員で看護師・保健師(選択制)の国家試験受験資格取得を目指しています。私が担当する公衆衛生看護学では、主に地域で暮らす全ての健康レベルの方を対象とした公衆衛生看護を学びます。

その中でも保健師が行う家庭訪問は、地域に住む全ての方を対象に、潜在的な健康課題を見つけて社会的支援につなげることなどを目的に行います。最初から課題が明確ではないことも多く、言葉遣いや服装、観察の仕方などから、課題を見出すプロセスを学ぶことが非常に重要です。

このプロセスを学生たちに分かりやすく伝えるため、これまでも保健師役と対象者役に分かれたロールプレイを行ってきました。家庭訪問では自宅の中での様子、たとえば段差や導線、対象者の仕草などを細かく見るのですが、はじめのうちは学生たちもどこを見て良いか分からなかったり、相手の目を見て話すのが難しかったりします。

そこで映像を用いた遠隔操作の指導ができれば、「今ここを見てみなさい」「こういうポイントに注意しなさい」などの指導がしやすいのではないかと考えていました。コロナ禍の行動制限がある時、自宅で学ぶ学生に対し、対面と同じく視覚的に現場を感じられる教材がほしかったという事情もあります。

LiveOn選定の決め手

スマートグラス1台で、理想的な映像を活用した授業が実現できる

当初は自分で映像教材を作ろうと、テレビ会議システムや電子黒板などを検討していました。カメラやマイクなどの機材を揃え、パソコンとビデオカメラをつなぎ、撮影担当者も帯同するという大掛かりな構想でしたが、かなりのコストがかかります。GoProも検討しましたが、編集作業の手間を考えると厳しいのが実情です。

そんな中、展示会で「LiveOn Wearable」を知りました。色々と話を聞くうちに、授業で実現したいことがこのスマートグラス1台でできると分かり、大きな手応えを感じたのです。展示会は11月でしたが、翌年4月からの授業で使おうと、まずは研究計画を作成して倫理審査を受け、早期に契約の対応をしていただきました。

導入後の効果・感想

現場の目線がそのまま伝わるリアルな映像と音声で、学生にも指示を出しやすい

まずは教材研究として遠隔授業教材作成のため、教員同士でロールプレイをしました。実際に家庭訪問した現場にいるようなリアルな映像と音声で、スマートグラスをかけた人の目線が共有されるので、相手方の表情が手に取るように分かるのが良いですね。「LiveOn Wearable」の画像を電子黒板に写して、大画面でロールプレイ中の表情などを体感できますし、振り返りの授業で「こういうポイントを見ることができた」といった気づきにもつながります。静止画で見たい部分を拡大できる機能も便利ですね。

また家庭訪問の際には、手元のインタビューガイドに基づいて質問をしていくのですが、教員側で操作ができるので、メモを送信して「ここが聞けていないよ」と指示することもできるなど、いつもとは違った学びが実現することも期待しています。

ロールプレイのイメージ スマートグラスで目線を共有

録画機能で、オンデマンド教材としても活用できる

リアルタイムでの授業だけではなく、オンデマンドの教材としても使えそうです。これまでは1回のロールプレイで学んだことをレポートにまとめてもらったり、教員が口頭で補ったりしていましたが、「LiveOn Wearable」なら録画ができるので繰り返し学びを深められます。面倒な編集作業も必要ありません。

看護の現場では「対面」が重要ですが、多くの学生が体験を共有できる映像学習には大きな意義があると感じています。今度行われる公衆衛生看護学会では、「LiveOn Wearable」を使うことで、リモート環境下でも学習環境を担保できるという内容の「地域在宅高齢者支援に向けたハイブリッド家庭訪問教育教材モデルの検討」について発表を行う予定です。映像を活用したロールプレイの可能性については、学内の学術誌にも投稿しました。

LiveOnを活用した今後の展開など

実技講習や、他大学との共同講義にも活用したい

今後は家庭訪問だけでなく、患者さんをベッドから車椅子に移したり、シーツ交換や洗体といった実践的な講義でも活用できるのではと考えています。テレビ会議が当たり前になった今、他大学や学部などとの共同講義や、総合学部のアカデミックスキルなどでのグループディスカッションに「LiveOn Wearable」の面白い活用方法が見い出せるかもしれません。映像を使って体験をシェアする授業には、多くの可能性があると感じています。

お客様プロフィール

所在地
大阪府大阪市東淀川区相川3丁目10-62
専任教職員数
約640人(2024年5月1日現在)
大学概要
1933年に創立された歴史ある総合学園。その中核を成す大阪成蹊大学には、経営学部、教育学部、芸術学部に加え、2022年4月に国際観光学部、2023年4月にデータサイエンス学部と看護学部が新設された。文・理・芸という成長分野のそろった総合大学となっている。
ホームページ
https://univ.osaka-seikei.jp/

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